メルカリが最近、ユーザーからの深刻な詐欺被害報告に対し、不十分な対応を行っていたことが明らかになり、物議を醸しています。特に、プラモデルの購入者が商品の中身をすり替えて返品するという悪質な行為が発覚したにもかかわらず、メルカリは出品者の被害報告にまともに応じず、取引を一方的にキャンセルしました。この結果、詐欺を働いた購入者には返金が行われ、出品者は商品も代金も奪われる事態となりました。
この問題はSNS上で急速に拡散され、同様の被害を報告する声が続出。多くのユーザーがメルカリのサポートセンターからはテンプレートメッセージしか受け取れず、適切な支援を受けることができない状況に不満を抱いています。最終的には、被害を訴えた出品者が警察に通報し、捜査が開始される事態にまで発展しています。
さらに、メルカリのカスタマーサポートの実態について、内部告発が行われました。アルバイトによるサポートが基本となっているため、対応の質が低く、研修もほとんどない状況です。これにより、ユーザーからのクレームや報告が適切に処理されず、問題が複雑化する一因となっています。
メルカリは公式に謝罪し、サポート体制の見直しを約束しましたが、その内容は具体性に欠け、ユーザーからの信頼回復は容易ではありません。これにより、他のフリマサービスへの利用者流出が懸念されており、企業の信頼性が揺らいでいます。今後の展開に注目が集まる中、メルカリがどのように対応していくのかが重要な課題となっています。