武田鉄矢『めざまし8』後続番組で「初の生放送キャスター」起用も“炎上歴”に不安…放送開始は「中居問題」結果発表のバッドタイミング
2月20日、谷原章介がMCを務める朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)が3月28日で終了することが、番組内で発表された。2021年にスタートした同番組は4年の歴史にピリオドを打つ。後続番組として、同じく情報番組の『サン!シャイン』が3月31日より放送される。
そして今、この後続番組のある出演者に早くも不安が寄せられているのだ。
「メインキャスターは谷原さんが引き続き担当し、スペシャルキャスターとして俳優の武田鉄矢さんとお笑いコンビ『メイプル超合金』のカズレーザーさんが出演します。武田さんとカズレーザーさんは担当曜日が決まっており、独自の視点でニュースを解説します。
高齢層の視聴者が多い午前8時台の番組のため、2025年で76歳になる武田さんを起用することで、同年代の支持獲得を期待しているようです。あわせて、若い世代に人気のカズレーザーさんの出演によって、幅広い世代に受け
入れられる番組を目指しているのでしょう」(スポーツ紙記者)
今回、初キャスターを務める武田は、《我ら高齢者は、テレビのニュースのなかから夢や希望を見つけ出し、昭和・平成・令和と生きてきたのです。私たちは自分の力でテレビニュースのなかから明日を見つけてきました》とコメントを寄せ、意気込みを見せている。
だが、Xでは武田の起用に関して、《収録番組のワイドナショーでも…なのに生放送に武田鉄矢はちょっと危険な匂いが》《そもそも彼がコンプラや炎上要素孕んでるのに…》《武田鉄矢さんが生放送で大丈夫なのか》と懸念する声が多い。
武田は、2013年からフジテレビ系で日曜日に放送される情報番組『ワイドナショー』にコメンテーターとして不定期出演している。いわば実績もあるわけだが、武田の同番組での発言は世間を騒がせることも多かった。
「2017年10月にハリウッド女優がセクハラを告発した事件を取りあげた際、武田さんは『俺もよく(女性の体を)触る。人間って好きとかだらしないところとかみっともないところを見せないと、仲よくならないよ』と発言。セクハラを容認したと受け取られ、物議を醸しました。
また、2020年2月に選択的夫婦別姓制度の話題になった際は、『女の覚悟の問題でしょうけど』と前置きしたうえで、『姓を変えるってのは、わずらわしさも込みですけど、そのわずらわしさが結婚の関係なんじゃないかなぁ』と発言し、これまた『時代錯誤だ』として、SNSで炎上したのです」(芸能記者)
さらに心配されるのは、新番組が「生放送」という点だ。
「『ワイドナショー』は“生放送風”ですが、事前収録でしたからね。ある程度、編集されていたにもかかわらず、武田さんの発言はたびたび物議を醸していたのです。『サン!シャイン』は、平日朝の生放送ですから、武田さんの起用に局内でも不安を覚えている人が多いのでは」(民放関係者)
懸念はそれだけではないーー。
フジテレビは現在、中居正広をめぐる「女性トラブル」への対応に奔走中。同社の幹部社員の関与が取りざたされ、世間から厳しい目を向けられている。くしくも新番組が始まる時期に、この問題が新たな展開を見せる可能性がある。
「中居さんの問題を受け、フジテレビは1月23日に第三者委員会を設置し、中居さんやほかの出演タレント、スポンサーなどとの類似したトラブルの有無を調査しています。結果は3月末に明らかになる予定です。
調査結果については各情報番組も大きく取り上げると思われますし、『サン!シャイン』でも扱わなければならないでしょう。局内の問題だけに、これについて出演者からの“失言”があれば、猛批判を浴びる可能性は高いです。
一応、『ワイドナショー』での武田さんは、中居さんのトラブルについて『いちばん避けなければならないのは分かっている。人を傷つけないということ』と断罪する姿勢を見せており、視聴者からも支持を得ていましたが……」(前出・芸能記者)
平日の朝、武田の“贈る言葉”はお茶の間に正しく伝わるか。