お笑いコンビ、博多華丸・大吉の博多大吉(54)が19日放送の「あさイチ」(NHK)の「朝ドラ受け」で、他のドラマに現を抜かす相方に声を荒げる一幕があった。ラストまであとわずかながら、迷走を続ける朝ドラ「おむすび」を応援してあげたいという気持ちを表れか。
この日の「おむすび」は、ヒロイン・結(橋本環奈)の母、愛子(麻生久美子)が、夫の聖人(北村有起哉)に無断で福岡・糸島へと向かい、一人暮らしをしている祖母・佳代(宮崎美子)を訪ねるというシーンで終了していた。
「あさイチ」冒頭で、大吉が「久しぶりに糸島に」と〝朝ドラ受け〟を始めると、相方の博多華丸(54)は「懐かしい!」とリアクション。
さらに華丸が「お父さんがね、『一緒に(糸島に)帰ろうよ』と言ったときのリアクションが、粋じゃないよね」とニヤリとすると、ここで大吉が「いやいや、もうはっきり言いますけどね、あなたたち『クジャク』に踊らされっぱなし!」と突然のお怒りモード。
いきなり起こられて慌てている華丸に、大吉は「『おむすび』を見ようよ! 『クジャク』の話ばっかり!」と声を荒らげたのだ。
と、いうのも、実はこの日のゲストに招かれた俳優、森崎ウィン(34)は、現在TBSで放送されているサスペンスドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS系)に出演中。こちらもクライマックスに突入しているため、華丸たちは生放送直前のスタジオで「クジャク~」の気になる今後について盛り上がっていたようなのだ。
「あさイチ」では、朝ドラの本放送を見てから、本番に臨むという流れが定番になっているので、大吉としては「おむすび」もそこそこに別のドラマの話で盛り上がっている華丸にカチンときたというわけ。
また華丸の「粋じゃないよね」とつぶやいたのも、森崎が演じているキャラクター、波佐見幸信の「粋でよろしく」という決めゼリフを意識したものだったことも、よろしくなかった。
大吉の怒号が飛んだ後、MCの鈴木奈穂子アナ(43)から女優、美村里江(40)とともに紹介された森崎は「びっくりした!」と言いながら苦笑いしていた。とんだとばっちりだった。