「これ撮った後に亡くなったんか…」事故死の落語家・森乃阿久太さん、北川景子ドラマで“大役” 涙を誘う

俳優・北川景子主演の山崎豊子生誕100年記念テレビ朝日ドラマプレミアム『花のれん』が8日夜に放送され、昨年11月に53歳で急逝した上方落語家の活躍が涙を誘った。

これ撮った後に亡くなったんか…」事故死の落語家・森乃阿久太さん、北川景子ドラマで“大役” 涙を誘う | オリコンニュース | 岩手日報 IWATE  NIPPO

劇中に登場したのは、昨年11月26日未明、交通事故で亡くなった落語家・森乃阿久太(もりのあくたー、本名・井上久男)さん。北川をはじめそうそうたる顔ぶれや、同じ落語家の月亭方正、芸人のミルクボーイ(内海崇・駒場孝)らに混じり、堂々の演技。「落語指導」でもクレジットされた。

原作は、吉本興業の創業者・吉本せいをモデルに、ショービジネスに人生を捧げた女性の生涯を情緒豊かに紡いだ傑作小説。明治~昭和という激動の時代、“女性プロデューサー”の先駆けとして大阪で旋風を巻き起こした稀代の興行師・河島多加(北川)の愛、家族、仕事を壮大なヒューマンドラマとして描いた。

阿久太さんは1971年6月28日生まれ、京都府出身。2013年に二代目森乃福郎に入門、42歳で落語家になった。一方、東映京都の役者として活動し、『科捜研の女』『水戸黄門』『大岡越前』『大奥』、NHK連続テレビ小説『スカーレット』などにも出演。さらなる活躍が期待されるなか、突然の訃報となった。

実兄の桂枝三郎は、自身のXで「『花のれん』森乃阿久太が出ます」と予告。放送中に「阿久太発見」と実況するなど、大役を見届け、最後は「ありがとうございました」と感謝を伝えた。

Related Posts