「もっと胸を見せましょうか?」伝説の“刺青ヌード”に血のプールでの全裸沐浴…名監督も照れさせる夏木マリ(72)の“一筋縄じゃない”人生

自身のインスタグラムで披露した、夫でパーカッショニストの斉藤ノヴ(74)との腕組み夫婦2ショットが話題になった歌手・女優の夏木マリ(72)。現在放送中のドラマ『プライベートバンカー』(テレビ朝日系)でも大富豪の妻であり敏腕経営者でもある女性を華麗に演じている。

夏木マリは1952年5月2日生まれ、東京都豊島区出身。豊島岡女子学園高校在学中に女声合唱団・サカモトプリティーズで音楽活動をスタートし、19歳の時に本名の中島淳子名義でデビュー曲「小さな恋」で清純派アイドル歌手としてデビューした。

夏木マリ ©時事通信社

本人はジャニス・ジョプリンのようなスタイリッシュな大人向けの曲を希望したものの、レコード会社の意向でアイドル路線に。しかし人気は出ず、全国のキャバレーを巡る日々が続いた。

芸名を夏木マリに改名してセクシー路線に転じて「絹の靴下」で再デビューしたのが21歳の時。芸名の由来は6月デビューの意気込みから「夏に決めよう = 夏決まり」からで、本人は嫌だったという。

だが仕事が増えてきたタイミングで低色素性貧血で入院を余儀なくされ、キャリアが再び中断。再びキャバレーを巡る日々だったが、そこで演劇界からスカウトを受け舞台の仕事に軸足を移していった。

「監督に、『芝居下手だなぁ』ってすごく怒られて…」

夏木の大きな転機は27歳のときに訪れた。刑事ドラマ『Gメン’75』(TBS系)に女性刑事の新顔・津川螢子警部補役で抜擢されたのだ。

本人インスタグラムより

当時『G MEN』はピークの30%からは半減していたもののTBSの看板ドラマで、起死回生を狙って夏木がキャスティングされ、エンディング曲も任された。

夏木は当時をこう振り返る。

「『何かしよう』と動き出したタイミングで、『Gメン’75 』という、当時人気だった刑事ドラマのヒロインみたいな役をやることに。監督に、『芝居下手だなぁ』ってすごく怒られて、時間の拘束もすごくて、キツかった。当時は、家に帰った記憶がほとんどないほど。結局、1年しか持たなかったです」(2022年のVoCE webサイトでのインタビューより)

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