――自主申告した選手は?
「いや、ノーコメントです。オフでも喋れません」
――侍ジャパンのメンバーも入っていたと聞いた。
「さぁどうなんですかね……。話せることはありません」
「週刊文春」記者と旧知の球団幹部すらもこの日は口が重かった。
吉本興業所属の芸人に端を発したオンラインカジノ問題がついに球界にも飛び火した。各球団は“だんまり”を決め込んだままだが、「週刊文春」は球界関係者や警察関係者などに徹底取材。その内幕に迫った――。
◇◇◇
オンラインカジノ利用で活動自粛へ
スポーツ紙記者が話す。
「2月21日、オリックスは山岡泰輔投手(29)が過去に海外でカジノライセンスを取得しているサイトが運営するポーカーゲームのトーナメント大会に参加していたと発表しました」
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オリックスによれば日本野球機構(NPB)に山岡に関する告発が寄せられ、調査したところ事実を把握したという。山岡はキャンプ先の宮崎から帰阪させられ、活動自粛となった。
「自粛が発表される三日くらい前、宮崎の寿司屋で山岡さんと居合わせました。高いワインを開けながら顔を真っ赤にして後輩選手たちに気前よく奢っていた。『また来ます』とその日のうちに次の予約も入れていた」(オリックスファン)
ギャンブル好きで知られていた
山岡の友人が語る。
「ギャンブル好きで海外のカジノでポーカーも一緒に参加したことがある。人伝てに結構借金もあったと聞いた。自粛が発表されてから連絡は取れていません」