日本の人気バンド、ドリームズ・カム・トゥルー（ドリカム）のベーシスト、中村正人が12月7日に行ったX（旧Twitter）への投稿が炎上している。問題の投稿は、同月に開催されたドリカム35周年全国ツアーのライブ中に途中退場したファンに対するコメントで、批判が相次いでいる。

中村は、愛知県の国際展示場で行われたライブの終盤に、退場するファンに向けて「色々ご都合終わりなのは察しますが、最後のご挨拶の途中でどんどんお帰りになる多くの皆様のお姿を拝見すると、ああそんなにライブが気に召されなかったのかと深く反省する次第です」と投稿した。この発言は、ライブを楽しめなかったと受け取られ、ファンからの反発を招いた。

批判の声は多岐にわたり、特に「ファンにも様々な事情がある」といった意見が目立つ。仕事や家庭の都合で途中退場せざるを得なかったファンに対する配慮が欠けているとの指摘も多い。この問題は、他のアーティストがファン思いの対応をしている例が次々と挙げられたことで、さらにドリカムの評価を下げる結果となった。

さらに、愛知スカイエキスポのアクセスの悪さも批判されており、会場からの退場時の混雑や、公共交通機関の利用に関する問題が指摘されている。中村は、その後投稿を削除したが、炎上は収まらず、ファンからの不満は続いている。

音楽業界の関係者は、中村の発言が責任感から来ている可能性を指摘しつつ、ファンの心理を理解する重要性を強調している。今後のツアーに向けて、中村がファンとのコミュニケーションを見直すことが期待される。ドリカムのツアーは2024年3月まで続く予定であり、今後の展開に注目が集まっている。