フジテレビの情報番組「めざまし8」が、2025年3月をもって終了することが報じられました。この番組は、兵庫県知事の斉藤元彦氏に関する一連のパワハラ問題に関して、極端な変更報道を行ったことが問題視されていました。特に、当時のコメンテーターが斉藤知事を「人ごろし」と呼ぶ発言をしたことが大きな波紋を呼びました。この発言は、元局長の死との因果関係が確認されていないにもかかわらず、断定的に報じられたため、批判が集まりました。
その結果、視聴者の間で番組スポンサーに対する不買運動が起こり、実際に多くの人がスポンサー企業に抗議の声を上げました。今月25日、兵庫県の片山安孝副知事が同番組の変更報道について提訴したことを公表しました。また、国会議員からもこの問題が提起され、フジテレビの放送権が剥奪される可能性も指摘されています。
「めざまし8」は2021年に放送を開始し、わずか4年でその幕を下ろすことになります。メインキャスターを務めていた谷原翔氏は、番組が取り上げた内容について適切な報道が行われていないとコメントしました。ネット上では、視聴者がこの問題を真剣に受け止め、メディアの報道姿勢に疑問を持つ声が高まっています。
フジテレビは、視聴率低迷とともに、同局の中居正広に関するスキャンダルも報じられ、さらなる追い打ちを受けています。かつての圧倒的な影響力を誇ったフジテレビですが、現在その終焉が近づいているとの見方が強まっています。