ホンダと日産自動車の経営統合に関する議論が注目を集めている。関係者によると、ホンダは日産を子会社化する案を2月1日までに提出したが、日産側は経営の主導権を奪われることを懸念し、強く反発している。このため、統合協議そのものが破断する可能性が高まっているという。
そんな中、TBSの番組「Nスタ」で放送されたシーンが話題となっている。ホンダの幹部が「うちのハイブリッドが日産のEパワーに負けるとは思えない」と発言したことが、多くの視聴者の反響を呼んでいる。視聴者からは「ミニバンだけでは売れていない」との指摘や、「日産の技術とは何だったのか」と疑問の声が上がっている。
Eパワーの特徴として、高速走行時の燃費が低下することが挙げられる。この点で、ホンダのハイブリッドシステムはエンジンと直結し、高速走行でも燃費が落ちにくいとされている。視聴者の中には、Eパワーがあまりにも古典的なハイブリッドシステムであるとの意見もあり、ホンダの技術陣がエンジン開発を続ける意義について疑問を呈する声も聞かれる。
さらに、Eパワーが市場で成功を収めている一方で、ホンダはエンジン直結のシステムを持ち続けることで、顧客に新たな体験を提供しようとしている。ホンダの上層部は、エンジンを捨てるような発言をしながらも、新型エンジンの開発に取り組んでいる現状が伺える。
このような状況の中、ホンダと日産の今後の関係性や市場での競争がどのように展開されるのか、今後の動向に注目が集まる。