タレント中居正広さんの女性トラブルが、フジテレビの対応に疑問を投げかけている。特に、アメリカの投資ファンドであるダルトンインベストメンツが、フジメディアホールディングスに対し、中居さんに関する一連の騒動について外部専門家による第三者委員会の設置を求めていることが注目されている。ダルトンは、今回の騒動は中居さん個人の問題だけでなく、企業ガバナンスの深刻な課題を浮き彫りにしていると批判している。
報道によると、中居さんは昨年6月、20代女性との食事会でトラブルが発生し、最終的に9000万円の解決金を支払ったとされている。この食事会にはフジテレビの幹部が同席する予定だったが、急遽キャンセルされたとの情報もあり、フジ側の関与が疑われている。しかし、フジテレビはその幹部の関与を否定し、報道内容についても事実でない部分が含まれていると主張している。
一方、フジは中居さんがMCを務める番組を休止し、これにより他の番組も差し替えを余儀なくされている。視聴者やスポンサーからの信頼が揺らぎ、業界内でも中居さんへの批判の声が高まっている。特に、芸人の下振り明星・粗品さんは、自身のYouTubeチャンネルで中居さんに対する厳しい意見を述べ、芸人を見下す態度が問題視されることとなった。
また、最近の報道では、フジテレビの飲み会文化が女性にとって恐怖であるという告白もあり、業界全体の企業倫理が問われる事態となっている。中居さんが今後どのように活動を再開するのかは不透明で、スポンサーからのクレームや視聴者の反応が鍵を握ると見られている。
この騒動は、中居さん個人の問題を超え、フジテレビの企業ガバナンスにまで影響を及ぼす可能性がある。果たして、フジテレビは投資ファンドの要求に応じて本格的な調査を行うのか、そして中居さんがどのように復帰するのか、今後の展開に注目が集まる。視聴者やファンは引き続き、最新情報を見守る必要がある。