岡江久美子さんの死因発表に時間がかかった理由が明らかになりました。彼女は生前、壮絶な乳がんとの闘病を経験しており、その様子を関係者が語っています。岡江さんは2020年4月、63歳で新型コロナウイルス感染症により亡くなりました。東京都で生まれ、劇団で女優としてのキャリアをスタートさせた彼女は、テレビドラマや映画、バラエティ番組で幅広く活躍し、多くの人に愛されました。
私生活では、1983年に俳優の大和田爆さんと結婚し、娘の美穂さんが誕生しました。家族思いの彼女は、撮影現場でも共演者やスタッフに対して優しく接し、常に明るい存在でした。しかし、2019年末に乳がんが発見され、手術と放射線治療を受けていました。彼女は病気のことを公表せず、周囲を元気づける笑顔を絶やさないように努めていました。
2020年4月、コロナウイルスに感染し、悪化が急速に進行。最後の時には家族との面会も叶わず、夫の大和田さんが見送ることになりました。岡江さんの死後、夫は喪失感に苛まれながらも、家族と共に前を向く決意を固めています。また、娘の美穂さんは母のためのオンラインイベントを企画し、音楽を通じて岡江さんの思いを形にしようとしています。
岡江久美子さんは、波乱万丈な人生を送りながらも、常に前を向き、家族や仲間、仕事に情熱を注いできました。彼女の思い出は多くの人々の心に生き続け、愛される存在であり続けています。2023年には大和田さんが岡江さんへの追悼本を出版し、その中で37年間の結婚生活を振り返っています。岡江さんの生き方は、私たちに多くのことを教えてくれました。彼女の笑顔と優しさが、これからも人々の心に残り続けることでしょう。安らかにお眠りください、岡江久美子さん。