シンガーソングライターのイルカさんが、亡き夫と同じ難病に罹患していることを明かし、ファンや関係者に衝撃を与えました。2024年3月、イルカさんは自身のSNSで頚椎の共作症と診断され、医師から「ギターをやめなさい」と告げられたことを報告しました。彼女はギターを続けるための工夫をし、スタンドを使用することで演奏を続けています。「日常生活には支障がない」とファンに安心感を与えつつ、体調管理に努めている様子を示しました。
イルカさんは、1974年にデビューし、特に楽曲「なごり雪」で広く知られるようになりました。彼女の音楽活動の背後には、最愛の夫でありプロデューサーの故・幹部和夫さんの存在がありました。二人三脚で音楽の道を歩んできたイルカさんは、夫の病と向き合った20年間も語っています。夫の病気が進行する中、彼はイルカさんの音楽活動を支え続けましたが、最終的には1991年に病気のため現場から離れることになりました。
夫の死後、イルカさんは悲しみの中でしばらくは歌えない日々が続きましたが、49日目の送る会での歌唱がきっかけで再び歌うことができました。「名残行」の歌詞には彼女の深い思いが込められており、2024年にはこの曲の誕生から50年を迎えます。この記念すべき年には、ロングセラー賞も受賞することが決まっています。
イルカさんは、彼女の音楽活動において、夫の成し遂げられなかった夢も背負っていると語り、今後もその情熱を持ち続けることを誓っています。彼女の歌声は今も多くの人々に感動を与え続けており、これからの活躍が期待されます。