中山美穂さんが12月6日に不慮の事故で亡くなり、家族葬が12日に行われました。葬儀には妹で女優の中山忍さんをはじめ、約30人が参列し、静かに別れを告げました。葬儀後、中山忍さんは姉との思い出を振り返り、彼女が愛した息子との再会の瞬間を語りました。「姉が幸せを願っていた」とし、手をつなぎ寄り添う姿に深い愛情を感じたと語りました。
中山美穂さんは、2014年に作家でミュージシャンの辻人成さんと離婚し、以降約10年間長男と会うことができませんでした。突然の訃報を受けて長男は日本に駆けつけましたが、メディアに注目されるのを避けるため、家族葬には参加せず自宅でお別れを告げたと言います。辻氏はブログで元妻を思わせる内容を綴り、感情の揺れを表現しました。
葬儀の様子は、関係者の配慮のもと静かに行われ、中山美穂さんを偲ぶ花々が飾られました。彼女の生前の作品や思い出の写真も展示され、穏やかな雰囲気の中で行われたとのことです。
関係者によると、中山美穂さんは離婚の際に親権を譲ることが条件だったため、長年息子と会うことができなかったといいます。長男が母と再会できたことは喜ばしいことでしたが、その形がこのような悲劇的なものであることに、誰もが驚きを隠せません。
中山忍さんは、姉の思い出を胸に、感謝の気持ちを述べながら「温かなまなざしと愛情をかけてくださった皆様に感謝します」と締めくくりました。中山美穂さんは、今後は天国から息子を見守ることでしょう。家族の絆や愛情の深さが改めて浮き彫りになった出来事でした。