渡瀬恒彦さんの伝説的な喧嘩のエピソードが、俳優の小沢仁志さんによって明らかにされ、その内容に驚愕の声が上がっています。渡瀬さんは1970年代に東映のアウトロー映画で数多くの作品に出演し、「マッドドッグ狂犬」とも称される存在感で知られています。
彼の喧嘩の強さは業界内でも有名で、身長187cmの元キックボクサーである安岡力也さんが唯一恐れた相手だと言われています。安岡さんは、渡瀬さんに東映会館の駐車場に呼び出された際、彼の威圧感に震え上がったといいます。また、渡瀬さんは不良を売りにした岩木光一さんをボコボコにしたり、芸能界のドンと呼ばれる和山富三郎さんにもその睨みで黙らせるなど、数々の武勇伝が残されています。
小沢さんは自身のYouTubeチャンネルで、渡瀬さんが若い頃に危険なヤクザとの喧嘩に巻き込まれたエピソードを語り、その強さに対する敬意を表しました。「渡瀬さんは温厚そうに見えるけど、実際は奥が深い」と小沢さんは述べ、彼の本当の姿を引き出しました。
渡瀬さんの私生活では、1973年に女優の大原麗子さんと結婚。しかし、姑との関係や仕事のすれ違いから、二人の仲は次第に険悪になり、1978年に離婚に至りました。大原さんは離婚後も渡瀬さんを心から尊敬していると語っており、二人の関係は複雑であったことが伺えます。
渡瀬さんは2017年に亡くなりましたが、その生涯と伝説は今も多くの人々に語り継がれています。彼の強さや人間性、そして複雑な人間関係は、今後も多くのファンの心に残ることでしょう。