プロジェクトを支えてくれているスタッフの存在に、3人が慣れてしまっていないかと懸念し、『水は用意されて当たり前と思っちゃうともったいない』とやんわりクギを指したんです。これに世間の空気は一気に『キムタクさすが!』となりましたね」(芸能ライター)
ここ最近は、ジャニー氏の性加害問題に関するSNS上の発言が炎上し、叩かれることが多かったキムタク。しかし、同じ元SMAPメンバー・中居正広氏(52)のスキャンダルが明らかになると、その比較で評価が再び爆上がりしている。
だが、実は業界内での木村に対する評価は一貫して変わっていない。長年、芸能界の取材を続けている中で、定期的に入ってくる木村の評判は、どれも先のライターが言うように、「キムタクはさすがだった」というものばかりだったのだ。
だいぶ前になるが、あるテレビ局の元制作スタッフは次のようなエピソードを語っていた。
一歩仕事に向かった瞬間から〝キムタク〟
「『SMAP』の仕事量がピークだった頃、メンバーはみんな睡眠不足で、着替え時間になると寝込んでしまって起こすのが大変だったんです。だけどその中で木村さんだけは、『楽屋で着替えると眠くなるから』と、スタジオの隅でサッと着替えていた。一人だけプロ意識が違いましたね」
また、こんなエピソードを教えてもらったこともある。
「某海外セレブとSMAPが共演したとき、メンバーがお出迎えするという設定で、みんな立って待っていたんです。ところがそのセレブがワガママ行動から大遅刻。関係者が恐縮して謝るなか、木村さんは『全然大丈夫ですよ』と嫌な顔一つせず、ずっと立ったまま待ち続けていました。対して中居さんは不機嫌になって座り込んでしまって。めちゃ感じ悪かったです」(別の制作スタッフ)
雑誌でキムタクを取材した編集者やライターたちからも、聞こえてきたのは「めちゃくちゃ感じ良かった」、「いいものを作ろうという熱意がすごかった」といったコメントばかり。とにかくそのほとんどが、〝べた褒め〟状態なのだ。
「カメラの前だけでなく、スタジオに入ってきた瞬間から一瞬も気を抜くことなく、終始オーラもふるまいもテレビで見ている〝スター・キムタク〟そのものでした。あんなに全力で撮影や取材にのぞんでくれるなんて、うちの雑誌を尊重してくれている感じがして嬉しかったですね。木村さんは常に、一歩仕事に向かった瞬間から〝キムタク〟でいることを貫いているんだろうなと感じました」(雑誌編集者)
おそらくキムタクこそが、誰よりも「水は用意されているのが当たり前じゃない」を実践し続けているのだろう。
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ドラマロケ中のキムタクを本誌が直撃、最初は驚きながらも一つ一つ質問に答えた(’18年1月5日号より)© FRIDAYデジタル
当時はSMAPが解散してから1年。心境の変化を聞くと「そりゃあ無かったら変でしょ(笑)。でも、そこは前向きに切り替えてやらせてもらってますよ」と語っていた(’18年1月5日号より)© FRIDAYデジタル
本誌が自宅に押しかけたりとご迷惑をかけました、と謝罪すると、「かかったよ!(笑)」と返す一幕も(’18年1月5日号より)© FRIDAYデジタル