2月23日、モデルで女優のKoki,が、バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系、以下『イッテQ』)に初出演した。彼女が番組内で見せた、バラエティへの適応力が注目を集めている。
Koki,が参加したのは、イモトアヤコの人気企画「珍獣ハンターイモトワールドツアー in タイ」。Koki,はいわずと知れた木村拓哉と工藤静香の次女だが、番組では意外な才能を発揮する。
「小さいころから『イッテQ』を見ているというKoki,さんは、番組に出るのを楽しみにしていたようです。イモトさんと一緒にタイを訪れ、眉毛を太くするメイクを施し、臭いことで有名なフルーツをかいでリアクションしたり、巨大なクレーンに吊るされるゲームをおこなったりするなど、身体を張っていました。“キムタクの娘”が相手でも容赦ない、番組の洗礼を受ける形になりましたが、Koki,さんは終始、笑顔を見せていました」(芸能記者)
Xでは、『イッテQ』初出演ながら、Koki,のバラエティへの適性を評価する声が見受けられる。
《イッテQのkoki ちゃん、物怖じしない感じとか海外に慣れてて楽しそうな感じとかめっちゃ良かった》
《そんなに出てないはずなのにバラエティの適応力というかすごくあるね》
《両親が大物芸能人なのにいきなりハードなバラエティもこなせるノリのいい自然体美女なんだね》
《品があるのに嫌味じゃないの好感度爆上がりだわ》
Koki,は2024年10月、トークバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演。人気バラエティへの出演が続くのには、理由がある。
「2025年3月と5月に、Koki,さん主演の2部作映画『女神降臨』が公開されます。この映画の制作には日本テレビが入っているので、プロモーションも兼ねて、バラエティ番組に出ているのです。実際、『イッテQ』で彼女が登場する場面では、劇中の衣装を着ていました」(前出・芸能記者)
芸人顔負けの身体を張った笑いで、順応力を見せたKoki,。ただ前回、バラエティ番組に出た際との違いも見られたという。
「『しゃべくり007』では、“芸能界最強遺伝子”と紹介され、トーク内容も両親との関係や、長女のCocomiさんとの思い出など、家族に関する話題が多かった印象です。いわゆる『2世タレント』感を全面に出すような内容に、SNSでは疑問を抱く声もあがりました。
一方、今回の『イッテQ』では“モデル・女優”と、両親の名前を出さないシンプルな紹介でした。また、ロケがメインということもあるのかもしれませんが、家族に関する話はほとんど出ませんでした。ある種“親頼み”ではなく、ひとりの女優としてがんばっていた印象が強く残りました」(同前)
“ファミリートーク”は封印したものの、家族を“匂わす”ような発言は見られた。
「番組内で、タイ伝統の、大勢の人が縦に並んで踊る『千手観音ダンス』を求められた際、Koki,さんは『ダンスは苦手なんです。血は入ってるんですけど……』と語る場面がありました。
父である木村さんが長年、SMAPとしてステージでパフォーマンスを披露していたので、あえて“2世”であることを自虐ネタとして披露したのでしょう。“キムタクの娘”というイメージを全面に出さないのも、娘さんのプロデューサーとされる静香さんの戦略なのかもしれません」(同前)
タイでのロケを終えたKoki,は、2月22日のInstagramで《大好きなイモトさんとのロケが本当に楽しくて沢山学ばせて頂きました》と、心境をつづっている。
ひとりの女優として、お茶の間の人気者になれるか──。