フジプライムニュースは、2日に放送されたBSフジライブで、キャスターを務めていた反町氏に関する問題を取り上げた。この日、フリーアナウンサーの長野里氏が、3月31日に発表されたフジテレビ問題に関する第3者委員会の報告書を受け、反町氏のニュース番組への出演を見合わせることを報告した。
報告書では、反町氏が2006年から2008年にかけて、部下の女性2人に対してハラスメント行為を行ったことが認定されている。2018年には週刊誌でこの問題が報じられ、反町氏は女性2人に謝罪したものの、上司である藤川氏は報道を事実無根と否定。第3者委員会は、藤川氏の対応を隠蔽を目的とした組織的な体質の表れと指摘している。
今回の問題は、フジテレビの経営体制や倫理観に疑問を投げかけており、視聴者の間でも強い反響を呼んでいる。プライムニュースがこの問題をこれまで取り上げなかったことや、反町氏が番組に出演し続けていた理由についても疑問の声が上がっている。反町氏は27日に取締役を退任したが、報告書の内容を事前に知っていたのではないかとの見方もある。
報道番組としての責任が問われる中、反町氏が番組内で他人を厳しく追求していた姿勢と、自己の問題に対しての逃避が対照的であることが浮き彫りになっている。このような状況は、フジテレビの体質を象徴しており、今後の対応が注目される。視聴者からは「報道とは何か」という根本的な問いが投げかけられ、真実を追求する姿勢が求められている。