テレビ朝日は、人気番組「ナスD大冒険TV」の担当エグゼクティブディレクターに対して降格処分を決定し、同番組の打ち切りも発表しました。この決定は、経費の不適切な使用とスタッフへのパワーハラスメントが理由とされています。
具体的には、降格処分を受けた50歳のディレクターは、2019年からの6年間にわたり、57万円の個人的な費用を経費として不正に処理していたことが明らかになりました。また、複数のスタッフに対して人格を否定するような発言を行っていたことも問題視されました。これらの行為は、テレビ朝日が掲げる倫理基準に反するものであり、視聴者や関係者に対する信頼を損なう結果となったとされています。
テレビ朝日は今回の事態を受けて、視聴者に対して謝罪の意を示し、「皆様の信頼を裏切る結果になったことを深くお詫びいたします」とコメントしました。今後は、社内でのコンプライアンス強化や、スタッフの働きやすい環境作りに努める方針を示しています。
「ナスD大冒険TV」は、独特の企画とユニークなキャラクターで多くのファンに支持されてきましたが、今回の決定により、その歴史に幕を閉じることとなります。視聴者は、この番組を通じて得た楽しみを惜しむ声を上げており、テレビ朝日の今後の対応が注目されています。