TBSはサンデーモーニングでの「高市サゲ報道」に関する緊急声明を発表しました。この報道は、政治ジャーナリストの五藤健二氏が高市早苗氏が公明党を「内がし」にしたとするコメントを放送したことに端を発しています。しかし、実際には高市氏は総裁に選出された直後に公明党を訪問しており、事実と異なる報道が視聴者に誤解を与える結果となりました。
問題の発端は、五藤氏のコメントにありました。彼は高市氏が国民民主党の玉木雄一郎代表と会ったことを挙げ、公明党への配慮が不足していると指摘しました。しかし、実際には高市氏は10月4日に公明党の斎藤哲代表と会談しており、玉木氏との会談はその翌日でした。この事実を無視した報道は、視聴者に誤った印象を与えかねないものです。TBSは、放送後に「高市氏が国民民主党に先に接触したとは一切伝えていない」と反論していますが、視聴者には誤解を招く表現が多く含まれていました。このような報道は、公共の電波を利用した印象操作と受け取られかねず、放送法第4条に違反する可能性が指摘されています。
報道の信頼性を維持するためには、事実確認と客観的な分析が不可欠です。メディアは、視聴者に対して誤解を与えた場合には訂正を行うべきであり、責任を持った報道が求められています。今回の件は、オールドメディアのあり方に対する疑問を再燃させるものであり、今後の報道姿勢に注目が集まります。