菊池雄星がマスコミに対して「うんざりだからこれやめろ」と強い口調で訴えた。彼の発言は、先日西武の肌田選手が日本人投手として初めて160kmを記録した直後のもので、報道陣への不満が爆発した瞬間だった。菊池は、勝ち星がつかないことに対する苛立ちを隠さず、「勝ち星はコントロールできない」と語り、個人の成績よりもチームの勝利を重視する姿勢を強調した。
現在、菊池は今季20試合に先発し、4勝6敗、113回を投げているが、その成績に対する評価が低下していることに対する危機感を示した。彼は「勝ち星という評価がなくなったら、3回を全力で投げることが最善になるかもしれない」と述べ、勝利投手の概念に疑問を呈した。
この発言は、プロ野球界における勝利投手の意義に対する議論を呼び起こすものであり、特にメジャーリーグでは勝利投手の評価が異なることを指摘した。菊池は、個人の成績を重視してほしいと訴え、NPB特有の勝利投手の見栄えに対する不満を露わにした。
「勝利投手の概念がおかしい」と語る菊池の姿勢は、今後の野球界における勝利の価値を再評価するきっかけになるかもしれない。彼の発言は、選手の心情を代弁するものであり、今後の試合にどのような影響を与えるのか注目が集まる。