**タイトル: 4歳娘に残された母からのダイイングメッセージ…血で書かれていたのは犯人の…**
1970年7月30日、アメリカ・プライスで発生した衝撃の殺人事件。23歳のシングルマザー、ロレッタ・ジョーンズが自らの血で書いたダイイングメッセージが、46年後に真実を明らかにすることとなった。ロレッタは、襲撃者に命を奪われる直前、4歳の娘に向けて最後の力を振り絞り、血の中に「T」と「O」と書き残した。このメッセージは、犯人の名前の一部である可能性が高い。
事件当夜、ロレッタは娘に「絶対にこの部屋から出てはいけない」と告げ、直後に悲劇が訪れた。翌朝、娘が部屋を出ると、母の惨殺死体が目の前に広がっていた。警察は捜査を開始するも、証拠不十分で容疑者を逮捕することができず、事件は未解決のまま時が過ぎ去った。
しかし、娘ハジは母の死を忘れず、19年後に再捜査を求める手紙を送るなど、真相解明に尽力した。2009年、ハジは故郷に戻り、刑事デビッド・ブリューと再会。彼は新たな手がかりを見つけ出し、ロレッタの事件と別の未解決事件が関連していることを突き止めた。その容疑者は、ロレッタの事件でも浮上していたトム・エグリーであった。
2016年、ロレッタの遺体が掘り起こされるもDNAは採取できなかったが、マスコミの注目を集めることで再捜査のきっかけを作った。ついに、トムはハジの証言を引き出す形で逮捕され、46年の時を経て真実が明らかに。だが、彼は仮釈放の可能性がある76歳となっていた。母の愛が娘の命を救い、娘はその母のために戦い続けた。今、ハジは母のために、そして自らの幸せのために生きることが求められている。