大阪の街角で外国人観光客によるスーツケースの放置が深刻な問題となっている。宿泊業者は、スーツケースが捨てられたり、宿泊施設に置き去りにされたりするケースが増加し、事業者の負担が増していると警告している。関西国際空港内でもスーツケースの放置や廃棄が問題視されており、2019年度には716件を記録。コロナ禍で一時的に減少したものの、2024年度には再び816件に達する見込みだ。
この状況を受け、空港ではリースサービスを開始し、再利用可能なスーツケースを無償で引き取る取り組みが実施されている。しかし、観光客数は増加しており、特に中国や韓国からの訪問者が多い。観光局は、万博開催の影響を指摘し、外国人観光客に対して法令措置を求める声も上がっている。放置されたスーツケースが危険物を含む可能性もあり、早急な対策が求められている。